スペイン旅行⑮ 強盗



20時半ごろタパタパをでて、ホテルに向かって歩いている。

このころになると、地下鉄に乗らなくてもある程度の場所ならいけるようになっていた。



いつもよりだいぶ遅めやけど、最終日やし大丈夫やろう。








前方にリュックを肩からかけたひげ面のおっさんがきょろきょろしている。


道に迷っているんかな?

観光客?ひょろひょろしていて不健康そう。





目が合う。

めっちゃ話かけてくる。

たぶん、ランブラス通りはどこ?的なこと。

日本語で「たぶんあっちやで。」って指をさしながら教えてあげるけど

伝わってないのか、ずっと話しかけながらついてくる。


めんどくさ!と思って振り切ろうとするけどついてくる。

「I’m from ハンガリー」






しらんがな。笑

早く離れて。笑








前方から2人の男が歩いてくる。

太っちょとチビ。



太っちょはスペイン語しか話さない。

太「I’m policia (私は警察だ)」


小さな手帳みたいなものを出すけどよく見えない。





チビは片言の日本語を話す。

チ「この人悪い人。薬やっている。麻薬。コカイン。」


ハンガリーを指さす。




チ「偽札もってる。お金出してお金。あなたも出す。」





太っちょが僕のボディチェックしてくる。

財布を探している。











こわい。こわい。こわい。こわい。










強盗やん。

ほんきのやつやん。

あかんやつや!!


あまりにも怖すぎてなされるがままの僕。










姉は大丈夫かなと思い、横を見ると


「は?なんで出さなあかんの?何者なん?さっきの手帳みせて!!!」

ちびに対してかなりの剣幕で切れる姉。

関西弁で。







姉強し。






えええええええ。


「もうええやん。怖いし、お金渡そう?」

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